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No.00010 幸せの青い鳥? |
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2011-12-07
生まれてからフィリピンに移住するまでニワトリなんて1度も飼ったことがありませんでした。こちらに来て初めて飼ってみて気づいたのですが、この鳥結構頭がいいんですね。
いくつか言葉があるみたいです。特にひよこを連れている雌鳥を観察していると鳴き方を使い分けているのがよくわかりますよ。皆さんもご存知の「コケコッコー」は雄鶏が縄張りを主張するときの泣き声ですが、この他に雌鳥が卵を産むときの泣き声、雌鳥がひよこに「危険だからこっちに来なさい」と「危険だから散らばりなさい」という泣き声、それと餌を見つけてひよこにそれを与えるときの泣き声、おもしろい泣き声のひとつで「なんてこった」っていうのもあります(笑)。皆さん嘘だと思っているでしょう。本当ですよ。すごく感心させられました。「三歩歩くと忘れる」なんてこと考えられませんよ。
私の土地にはたまにヤマセミがやってきます。幸せの青い鳥って言いますが、本当にきれいな青い色をしています。庭に生えている木にとまって地面で動いている昆虫などを見ているのですが、見つけると一直線にそこに向かって突進して、捕まえるとまたもとの場所に戻ってきます。たまにこのカワセミとニワトリが問題を起こします。恐らく探している昆虫が同じものなのか、若しくはカワセミが餌探しに集中できなくて怒るのかよくわかりませんが、カワセミがひよこを連れた雌鳥に対して一直線に飛んでいって威嚇することがあります。当たり前のことながらニワトリは飛べないので、さっき言った「なんてこった」で退散します。この様子を見ているとどうしても青い鳥にイメージが重なるせいか、首を傾げてしまいます。ただの怒りっぽい鳥で幸せなど運んでくるようには到底思えません。
ところで、さっきニワトリは飛べないといいましたが、私の住んでいるところには野生のニワトリが生息しています。普通のニワトリの半分くらいの大きさで、たまに近所の人が捕まえて食べています。この野生のニワトリはかなり長い距離を飛びます。ただ飛ぶための筋力があまりないせいか、1度飛ぶと2度目は短くなって最終的には」飛べなくなるみたいです。それで疲労で動けなくなったところをつかまえっれてしまうようです。
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