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No.00032 それって花火ですか? |
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2011.12.28
日本では花火というと夏の風物詩ですが、フィリピンではクリスマスからお正月にかけて花火をするのが常識となっています。私がフィリピンでこの花火を経験したのは、1997年のことでした。あれは花火なんてものじゃありません。はっきり言って凶器です。新年のカウントダウン近くなると、子供から大人まで皆爆竹を鳴らして喜んでいるのですが、人差し指くらいの大きさの爆竹が耳元で鳴ったらこれは大変なことです。とにかく何処に仕掛けて着火しているのかわからないのでうかつに小道を歩いていると、突然至近距離で爆発するなんてこともあります。私も一度経験しましたが、それ以来この時期は夜出歩かないようにしています。新年を迎えると同時にファウンテインという花火を皆道路に並べて打ち上げるのですが、これまたすごい。日本のそれと違ってシュワーっと音を立てながら二階建ての家屋の屋根を優に越していきます。なにせ、大人のふくらはぎくらいの太さの花火なんですからそれくらいの威力があって当然だと思います。私はいつ火事になってもおかしくないと感じ、びくびくしていました。
フィリピン政府、病院などがメディアで花火に対する注意をうながしているにもかかわらず、毎年のように指が吹っ飛んでしまった子供、失明してしまう子供、花火を飲んでしまった乳幼児などなど多数の死傷者が出ます。実は子供だけでなく大人もその中に混じっています。中には拳銃を空に向けて打つなどというやばい人もいます。
禁止されている花火もあるのですが、いっこうになくなる気配は無いようです。つい数日前もグッバイフィリピンという花火の被害にあってしまった人がテレビで報道されていました。その人はたまたま外出する前に屋外に出て、着火された花火に気づかずに踏んづけてしまったようです。なんと足が吹っ飛んでしまいました。何てことでしょう。楽しむための花火が、凶器になってしまっています。
政府で注意はうながしているものの肝心の花火師が製造禁止の花火を製作してしまうというのは犯罪ではないでしょうか? 厳しく追及して製作者を逮捕、厳重な処罰を加えるべきだと思います。
フィリピンで歳を越したいという方は、この時期は十分に注意して歩くことをお勧めします。足が吹っ飛ぶのは嫌でしょう?
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