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| No.00043 ネグロス島沖地震情報 |
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2012.02.07
2012年2月6日、日本時間 12時45分、ネグロス島東海岸沖でマグニチュード７の地震が発生しました。震源の深さは７２ｋｍだそうです。地震直後、震源地付近の海岸に津波が来たようですが、約１ｍということでした。震源地に一番近いドゥマゲティーという都市に「津波が押し寄せてくる」という悪質な携帯電話メールが先走ってしまい、街は一時混乱に陥ってしまいました。私の住んでいる島も震源地から遠くないので、海岸沿いの人たちが事前に非難できるよう、警察のパトロールカーが津波のことを街宣していました。
マグニチュード７の地震を経験したことのあるフィリピン人は恐らく少ないでしょう。津波が来るはずのない地域の人たちまで非難していたりしていました。セブ市ではデパート、ビル、一般住宅から飛び出してきた人たちが道に流れ出し、交通にも支障をきたしたようです。日本では一番危ないのは火事とされています。地震が起きたらまず火の元を消すと言うのが基本ですが、フィリピンではそのようなことはニュースなどでも一切報道していませんでした。地震が起きたのはちょうど昼食をつくる時間ですから、火事が起きなかったということは、飛び出してきた住民達が火の元を消して出てきたか、もしくは運が良かったのかしか考えられません。今考えるとぞっとしますが、テレビでセブ市民が道に飛び出してあたふたしている間にもし数件の火事が起きていたとしたら、大惨事になっていたと思います。道は混雑、水は不足、多数の地区で大火事が起きたとしたら、いくら先進国の消防隊であっても消しきれるものではありません。2月7日、日本時間9時30分現在で15名の死者、52名の負傷者、29名の行方不明者が出ています。とにかく被害が最小限ですめばいいと祈って止みません。
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