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No.00023
サボンって何?
2011.12.18
 タガログ語でサボンって2つあるんです。カタカナで書くと同じになってしまいますが、アルファベットで書くと sabon と sabong の二つになります。タガログ語では"n"と"ng" が区別されるので、日本人にはちょっとややこしく感じます。さて、この sabon のほうは石鹸という意味です。スペイン語なのでスペインに行ったらこの言葉を使ってみてください。通じると思います。ただ、もう一つのサボンのほうは、発音としてはフィリピン人の話し相手に理解してもらうためにはサーボンと発音すれば通じると思います。ところでこの二つ目のサーボンは実は闘鶏という意味です。私もタガログ語走り出しの頃はサボンを見に行こうといわれて面食らったことがあります。「何であんたと一緒に石鹸を見に行かなきゃならないんだ?」ってなことが何度もありました。
 皆さんご存知の通り日本では闘鶏は禁止されていますが、ここフィリピンでは政府で認めている賭博です。結構血みどろなんですよ。実は私も一度も見に行ったことがないんですけど、友人の話を聞くと内臓が飛び出ていてもほぼ死ぬまで戦うみたいです。「何で内臓が飛び出るの」って? 足にすごく鋭い小指くらいのナイフをつけて戦わせるんです。当然ニワトリって足を一生懸命使って戦うので、ちょっとでもかすればスパッと切れるように鋭く、切れ味のいい刃をつけているわけです。私の友人のニワトリなんて内臓飛び出てても勝ったって近所で有名です。なんとその戦いの後飼い主の手術を受けて回復してしまったほどの強いニワトリだったみたいです。
 このサーボンのシステムは、戦いに勝ったほうの飼い主が負けて死んでしまったニワトリを手に入れるという取り決めになっています。以前日本でその方面の人の話を聞いたことがありますが、一度負けた軍鶏は二度と使い物にならないそうです。負け癖がついてしまい、戦いを避けるようになってしまうとのことでした。どちらにしてもニワトリにとっては背水の陣なんですね。結局は人間様のお口に入ってしまうと言う事でしょうか。
 フィリピン各地にこの闘鶏場(サブーンガン)が有りますので、もし観光ついでに見てみたいという方は血みどろの戦いを見ることになると思います。

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