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No.00077
潮干狩りで小遣い
2013.10.28 08:00AM
 潮が引くと海岸沿いに家族連れで何かを探している風景を目にします。時間帯は決まっておらず、昼でも夜でも潮干狩りをします。当然夜は見えないのでトーチランプを使って獲物を探します。小魚、ウニ、あわびなどなどいろいろなものが獲れます。私も以前この潮干狩りに同行したことがありますが、見つけるために何かコツがいるようで何一つ獲ることができませんでした。結局2時間ほど海辺を歩き回りへとへとになってしまいました。
 ビデオに登場する男の子2人に話を聞いてみたところ、父親と3人で潮干狩りをしてきたそうです。いろいろ獲れたはずですが、我家に持って来たのは大振りのクモ貝。それも15個ありました。小さいものならば結構獲れるのですが、大きい物はあまり手に入りません。それを知っているのか大きい物だけをピックアップして持って来たようです。当然その他の獲物は自分たちのおかずになるわけです。値段交渉の末60ペソ(約120円)で購入しました。獲物を売って手に入れた現金でお米や何か他の物を買うのでしょう。
 こういうとき、殆どと言っていい程親は姿を見せません。子供の経験ためにというわけではなく、只単に外国人と話をするのが恥ずかしいようです。仕方なさそうな顔をぶら下げた子供たちの考えていることが手に取るように感じ取ることができます。父親に必ず60ペソでと言われているのか、右の子供は私の値切りに一切応じようとはしません。左の子は、もし売れなかったら現金が手に入らないので、私の値切りを鵜呑みしてしまいました。面白いのは、いくらまだ小学生でも商売の素質のある子供とそうでない子供の差がハッキリと分かることです。海で拾ってきたものですから仕入れはただです。左の子供はそれをよくわきまえている様子で、「売れてなんぼのもの」という表情。右の子供はうつむき加減でもじもじしながらどうにかして60ペソを手に入れようと踏ん張っているだけでした。
 私は大人に限らず子供から買い物をするときでも必ず値切ります。しかし、子供から買う時は、値切ってくれた場合はその代金を最初に支払い、その後お小遣いとして値切ってくれた分のお金を子供にあげるようにしています。親が子供に小遣いをあげるようなことはないでしょうから、こうしてあげれば少しでも子供が喜びます。今回は値切れなかったのでお小遣いは上げることができませんでした。このことを知らないこの2人の子供は、親に60ペソを手渡して、それでおしまいです。損して得をとれってこれなのかな〜(笑)

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