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No.00082
肉屋は何処じゃ


2013.11.02 08:00AM
 最近になってやっとラレーナの街中に肉屋が出現しました。私が移住した2006年、シキホールには基本的に魚屋、肉屋、八百屋のような専門店はかけらも見当たりませんでした。当然それらのお店は市場の中にあったわけですが、八百屋、魚屋ははともかく肉屋が見当たりません。これはどうしたものかと首を捻りました。結局数ヶ月間は肉の買い付けに困っていました。市場の中で肉は何処で買うのかを聞いてみたところ、何と日曜日の朝に集中して肉を売り出すと言うことで、次の日曜日の朝早起きをして市場に足を運びました。牛肉、豚肉がちゃんと売っているではありませんか。日本人にとっては肉と言えば白いパックの上にきれいに並べられた肉のスライスを思い浮かべますが、殆ど全ての肉は鉈(なた)のような大きな刃物で骨付きの1kg大にぶった切られて売られています。確かにブロック肉の方が鮮度は落ちないでしょう。でもスライスは面倒くさい。しかもぶった切られていると何処の部分なのか判別しにくい。ここからが私の肉のお勉強の始まりでした。現在では肉は好きなところをほぼ思うがままに買いつけることができるようになりました。肉を手に入れるために一番大事なのは市場の中に数軒ある肉屋の中から正直そうな人を選びます。その人の携帯電話の番号を教えてもらい、買いに行く前の晩に欲しい部分の肉とその量を予約してしまうことです。市場の朝は早いので売切れてしまうことを避けるためです。携帯電話は通話して会話するのではなく、携帯電話のメール機能を使います。通話で話すよりもメールの方が記録が残るので、肉屋さんが注文した品物を間違えることも滅多なことでは起きません。覚えなければならないのは肉のそれぞれの部分の名前です。やはりシキホールはビサヤ語なので、それを覚えなければなりません。と言っても数種類の名前だけでOKです。
 ここで豚肉、牛肉、鶏肉購入のためのそれぞれのアドバイスを書いておきましょう。
●豚肉
 売られている量は多いので売りきれる心配は然程ありませんが、脂身が少ない方がいいとか多い方がいいとかの希望があると思います。私の場合もも肉とバラ肉を買います。骨付きの脛肉はスープなどには最高です。頭も平気で並べてあるので(ぎゃ〜)、そういう光景が苦手な女の人は行かない方がいいかもしれません。我家では焼肉は豚のバラ肉と内臓です。
●牛肉
 注意しなければならないのは硬さです。日本の牛肉と訳が違うので肉の種類を間違うと噛みきれない料理が出来上がります。歯が欠けてしまいそうな硬さですよ。牛肉の場合殆どの部分は硬いといっても間違いありません。牛バラ肉は牛が痩せ過ぎなので骨ばかりです。もも肉、脛肉も硬いので長時間茹でる料理にしか使い物になりません。ビーフジャーキーにするならちょっと硬めの方がいいですけどね。お勧めは牛タンとTボーンの部分(要予約注文、すぐ売り切れます)です。サーロインとテンダーロインが腰骨と一緒に付いてくるので、それをそぎ落として料理します。私は何度かミディアムレアのステーキにして食べましたが結構いけました。焼肉にもこの部分を使った方がいいのかもしれません。
●鶏肉
 肉屋ができた今でも私は市場で肉を買いますが、鶏肉だけは別問題。鶏肉はもも肉ガ欲しいので肉屋で買うことにしています。その方が返って安いような気もします。ホールチキンだと食べにくい部分が多いので損した気分もなります。
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