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No.00083
釜戸の火


2013.11.03 08:00AM
 我が家では去年からガスを買うのを止めました。理由は買うのが面倒くさいからです。それにガス代の節約にもなるからです。シキホールではガスはメーター売りではなくタンク売りです。タンクとレギュレーターを自分で買って使用するのですが、タンクの残量を知ることができません。急にガスがなくなってしまうと困るので、結局タンクを2本用意するしかありません。私の場合3本のタンクを用意しました。そのうちの2本を使いきったときにトライシクルの運転手にお願いしてガスを買うようにしていました。当然トライシクルの料金も支払わなければならないので余計にお金がかかります。そこで去年の4月に海沿いの家へと引っ越したときにガスの使用を止めてしまいました。ガスがなければ料理できないじゃないかと思われるかもしれませんが、全く以ってそんなことはありません。かえって料理したい食べ物の幅が広がります。ガスだと料金を気にしてしまいますが、家の庭の落ち木や落ち葉等を燃料にしているので、一日中煮込み料理を作っていても気になりません。(実は昨日も小魚の甘露煮を6時間ほどかけて作りました)燃やすものが大量に必要になるので、当然家の庭で拾えるものだけでは間に合わなくなってしまいます。その時は近所の人にお願いして、山で薪を作ってもらいます。雑木の枝を拾ってくるだけではなく、雑木自体を切って使いやすい大きさにして乾燥させてくれます。当然有料ですが、ガス代に比べれば小さいものです。
 ある日のこと釜戸で料理をしていると隣のおばあさんがやってきました。私が一言
「日本じゃちょっとでも煙が立ち登ると消防署の車くらいの大きさのスピーカーで注意されちゃいますよ」
おばさんが一言
「もしフィリピンで釜戸を禁止したら、それこそそこらじゅうが汚くなっちまうよ。薪でも拾ってきれいにしないとごみばかり溜まって仕様がないじゃないか」
言われてみればその通り。ココナツの葉っぱやバナナの葉っぱ、とにかく放っておけばごみにしか見えないものが溢れてしまいます。しかし見方を変えればこれらは財産。今朝も薪の火で湧かしたお湯でコーヒーを飲みながら記事を書いています。地球温暖化問題はどうするのだと考えられるかもしれませんが、私もおばさんも車を一台も所有していないのでそちらの問題にはある程度貢献しているのかも…。(ヌフフ)
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