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No.00085
秤の向き
2013.11.05 08:00AM
 先日正直な肉屋を選ぶことが美味しい肉を手に入れるためのコツだと書きましたが、どのようにして選んでいいのか分からないと思います。実はこれ凄く簡単なんです。フィリピンに移住すると、いろいろなことでムッっとすることが毎日のように起こります。このムッっという感情を起こさせるような商売人は基本的にダメです。
 以前ラレーナで秤売りのお米を買ったことがありました。売り子の前に秤が置いてあります。当然秤の上に乗ってゼロを指していなければおかしいお米を入れるための容器は売り子の傍らに置いてあります。私が欲しい量を告げると、売り子はまず秤に乗っていないその容器にお米を5kg程入れ、今度はその容器ごと秤に乗せました。これでは容器の重さが分かりませんよね。キッチリ5kg計った後のお米をザラザラと袋に流し込むと、容器は秤に戻さずに再び傍らに置いてしまいました。最初はピンと来なかったのですが、何か納得が行かないので売り子の眼の前で
「この容器は一体どれくらいの重さなのかな」
と口ずさみながら容器を秤に乗せてみたところ、案の定ゼロを超過してます。売り子は何も言えずに黙ってしまいました。実はこのとき20kgのお米を買ったので4回計ったら容器の超過分4回分を損したことになり、約1kgはごまかされてしまったことになります。結構こういったことが多いのです。このときの秤は両面でしたので、売り子も私も見えるようになっていましたが、秤の針でごまかすのではなく容器の重さでごまかそうとしたのです。上の写真のおばさんの場合、秤をなるべく買い手に見えないようにして設置します。私としてみれば子の時点でもう既にムッっとしてしまうので、余計に値切りたくなってしまいます。(笑)このおばさん、秤を網のような手提げ袋に入れて持って来ます。以前秤をぐるっと一周よくみてみたところ、手提げ袋の手提げ部分が秤の台を引っ張っていました。当然ゼロを大幅に過ぎているところから計り始めるので、いくら2kgと指定してもその量はもらえません。(なぬ〜)悪事がばれてしまったおばさんはそれから数ヶ月は顔を見せませんでした。
 私のお付き合いの肉屋のおばさんは注文しておいた肉を袋に入れて用意しておいてくれますが、私がとりに行くと自ら進んで再び計り直してくれます。当然秤はまっすぐこちらを向いています。これが正直さと言うものなんじゃないでしょうか。正直な人とお付き合いできるのは毎日の心の健康に結びつくので、やはり慎重に選ばなければなりません。秤の向きは重要な要素です。
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