2013.11.12 08:00AM
シキホールに限らずフィリピンの海にはたくさんウニがいます。我が家の家の前の海岸でも潮が引くと何処からともなくたくさんの人がやってきて潮干狩りをします。ウニばかりを獲っている訳ではなく、貝やなまこ、小魚などを獲っています。この獲物の中でもウニは簡単に捕獲することができるせいか、ウニを食べたい時はウニ専門に獲る場合が多いようです。日本にいた頃はウニ丼なんて夢のような話でしたが、シキホールでその夢はあっさりと崩れ去りました。島民の殆どは健康に気を使ってウニをたらふく食べるような事はしないようです。聞いたところによると高血圧によくないとか…。でもやっぱり日本人にとってはウニは高級品。たらふく食べてみたいですよね。そこでウニとイカの刺身をのせてどんぶりをつくってみました。読んだだけでよだれが出て来るでしょ？（ジュルッ）上の写真は大きく分けて２種類のウニです。とげの短いのはサラワキ、長いほうはトゥヨムと呼ばれていて、島民も日本人もサラワキの方が好みのようです。私の場合トゥヨムの方が味が濃いような気がするのでそちらを選んで食べます。シキホールではウニは買うものではなく海で拾うものなのでただです。ほんの３０分も海岸を歩いてくればバケツいっぱいのウニが拾えます。実は深いところへ行って素潜りをするともっと大きいのが獲れるみたいですが、その場合は近所のお兄ちゃん達に頼んだ方がいいかもしれません。手の平大のウニだと身も大きく食べ応えがあります。注意しなければならないのはトゥヨムのとげです。刺さらないようにと注意をはらっていてもなぜか刺さります。島民はトゥヨムをさばく時にかごを使います。トゥヨムがたくさん入ったかごを左右にガラガラと振るととげはきれいに折れてなくなってしまいます。大変なのは中身を取り出す作業。はらわたが苦いので適当にやると仕上がりがよくありません。味だけではなく見栄えも悪くなります。あったかいご飯の上に新鮮なウニ。それもただ。こんな夢の食べ放題、毎日食べたら必ずお迎えが来ます。（笑） |
