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No.00088
災害時の対応
2013.11.08 08:00AM
 今現在フィリピンにおいて騒がれているのはヨランダと名付けられた台風だけではなく、ポークバレルと呼ばれる汚職事件です。この事件は、フィリピン国内で起きた災害もしくはそれによって被害を被った人達、貧困に困っている人達のための援助金を数人の国会議員が不正に横領したという事件です。上の写真はその国会議員の1人で、既に口封じのための暗殺の的にならないように政府の保護システムによってに保護されています。PULIS(警察)という文字が見えますが、彼女は警察ではなく警察の防弾チョッキを着せられている訳です。彼女がしたとされているのは、彼女個人が雇った家政婦、会社職員、親戚、家族の名義を利用して21の架空のNGOを設立し、前記の援助金をそのNGOに横流しした疑いです。横流しされた金額は100億ペソ(日本円にして約220億円)。当然彼女やその他の関係者の資産は凍結済みです。実際には今回のような大きい台風が及ぼす災害によって被害を被った国民のために使われるはずのお金が個人の私腹を肥やすために使われてしまったわけです。なんと彼女の娘はアメリカに約1億円相当のマンションを購入してそこに住んでいたそうです。政府は彼女の単独での犯行とは考えておらず、そのほかにも数人の共犯者が国会議員の中にいると睨んでおり、現在国会において審議を重ねているところです。
 現在勢力の強い台風が接近してきています。過去に幾度となく苦い過去を経験しているレイテ島・サマール島の住民は昨日のうちに避難所へ避難しました。こういった際の避難者への援助が確実に行われるよう期待したいと思います。今回の台風と事件とのタイミングは政府の災害時の対応の仕方に疑問を抱いていたフィリピン国民に対し何らかの結果をもたらすかもしれません。
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