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No.00071 番犬要らず? |
2013.10.22 08:00AM シキホールに移住して8年の月日が経過しようとしています。この愛犬(写真上)ゴンもこちらへ来て直ぐに飼い始めたので、現在約7歳と言うことになります。番犬としての役目を立派に果たしてくれて、尚且つこの子孫まで増やしました。テツ(写真下)がゴンの子孫です。家系図は複雑を極めるので書くことはできません。(笑) シキホールでは番犬を飼わなければならないほどの犯罪は起きません。フィリピン国内で2番目に治安のいい地域として知られています。私が感じるに、この島の人達には他のフィリピン人と違って道徳の観念が備わっているような気がします。私が始めてこの島を訪れたとき、黒魔術で世界に知れ渡っているこの島の住民に一言訊ねてみました。 「ねえ…、黒魔術って本当にあるの?」 住民はほんの少し間をおいて話始めました。 「あるよ。でもさ〜私も怖いんだよね〜黒魔術って」 まるで他人事のように話します。私はこの島の住民のほとんどが黒魔術に関係していると思っていたので、拍子抜けしてしまいました。 「悪いことをすると魔術師に腹をパンパンに膨らまされて死んじまうんだ。だからこの島では夜道路で寝転がっていても悪いことするやつなんて1人もいないのさ」 今でもこの言葉を覚えています。私が推測するに、この島では古くから魔術師を利用して親が子供を戒めていたのではないでしょうか?一種の道徳です。”日本昔ばなし”みたいでしょう?それが各地に知れ渡ってついに本物の魔術師(?)が現れ始めた。瓢箪から駒のようなものです。 治安がいいのはよいことです。しかし私たち外国人にとってはそうも言っていられません。やはりフィリピン人の目から見るとお金を持っている外国人に見えてしまうことは言うまでもありません。番犬ぐらいいてもらった方が気分も落ち着くと言うものです。誰かが急にやって来たとき一声 「ワン!」と吠えてくれるとこちらも気が引き締まります。 |
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