土地の購入について |
フィリピンの法律上外国人が土地の名義人になるのは不可能です。よって殆どの場合、配偶者がフィリピン人の場合その配偶者の名義で土地を購入している外国人が殆どです。まれに株式会社を設立して購入した土地を株式会社名義にしている方もいるようです。これは稀なほうで、定年前の外国人がフィリピンの特別投資家ビザを取るために株式会社を設立し、その資本金を土地の購入資金にする物です。ビザ取得のための株式会社設立は簡単な物ではなく、まず最低$50,000の投資が必要になります。またフィリピンの会社設立法で外国人対フィリピン人の投資の比率が、40%対60%と指定されているのでフィリピン人側に$75,000の投資が必要となるわけです。
土地の価格はピンからキリまでですが、当然のことながら都市部は地価が高くなります。それでも首都のマニラ以外ではそれほど高くもなくてにいれることは可能だと思います。購入の仕方が問題になると思うのですが、まずはあわてずに貸家かアパートを借りて住んでみるといいかもしれません。ある程度住んでいると売主のほうから接近してくると思います。買い手の方が先に動いてしまうとどうしても値段が高めになってしまう傾向にあるようです。その土地の地価をよく把握して購入することをお勧めします。
ちなみに私の住んでいるところは、海沿い、山沿い、農耕地、町中と大体区別すると、
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海沿い |
1u約500ペソ〜1000ペソ、(1坪約\3000~\6000) |
町中 |
1u約500ペソ〜1000ペソ、(1坪約\3000~\6000) |
農耕地 |
1u約50ペソ〜100ペソ、 (1坪約\300~\600) |
山沿い |
1u約5ペソ〜50ペソ、 (1坪約\30~\300) |
という感じになっています。海沿いというのは本当に海岸沿いで、やはり外国人に人気があるのでどうしても地価が上がってしまうようです。どちらにしても買わなければならないというものでもないのでじっくり考えて賃貸などのほかの方法も考えてみるといいかもしれません。 |