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No.00081
ハロウィンで大掃除

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2013.11.01 8:30AM
 フィリピンは今日からお盆。ハロウィンです。もともとはヨーロッパのケルト人が秋の収穫のお祭りとして始めたそうです。そんなしきたりがこんなフィリピンの片田舎にまで伝わってくるというのは凄いことですよね。さて、日本のお盆はご先祖様の魂をお墓に迎えに行って家へと連れてくる風習が殆どだと思いますが、フィリピンでは全く逆なんです。ピクニックみたいに食べ物を作ってお墓へ持って行って、そこでご先祖様の霊と一緒に食事をするんです。以前シキホールのお墓をおとずれたことがあります。その時は大量のビニール袋などがいたるところに散らかっていてお墓というよりはごみ処理場という印象でした。なぜ掃除しないのかをお墓で働いている職員に訊ねてみたところ、年に一度のハロウィンの前にだけ掃除をするという答えが返ってきました。それ以外は掃除しても直ぐ散らかってしまうので掃除はしないとのことです。ハッキリ言って私はあんなお墓いやです。私の屍がごみ処理場に…。考えただけでゾッとします。
 昨今、フィリピンでは墓地問題が広がってきています。シキホールも例外ではなく役場が仕切っているお墓が窮屈になってきているようです。そこに目を着けた業者がメモリアルパークを作りました。当然島民はお墓を買うことができないでしょうから、今まで通り役場のお墓に葬られるわけです。実は役場のお墓にもちょっとした格差があります。上の写真1は極一般的なものです。お墓の敷地面積を考慮に入れて3階建てになっています。(私は最高7階まで聞いたことがあります。)良く見ると所々抜けているところがあるんです。おかしいでしょう?そうなんです。この階層墓地、契約期間があるんです。契約期間を過ぎてしまうと中にしまってあった棺桶を引っ張り出して中身をとりだし違う区画へひとまとめにしてしまうんです。どれが誰の骨か全く分からなくなってしまうわけです。「ぎゃ〜」でも御心配なく。写真2のお墓は、役場に高目の契約金を支払って買った墓地に建てられたものです。こちらは生涯契約(あの世に行ってもまだ契約があるんです!)で骨を引っ張り出されることはありません。契約金はメモリアルパークの墓地を購入するよりは幾分安めに設定されています。どちらにしても1年に1回しか掃除しないのでお墓の周りが散らかっているのはあきらめなければなりません。何てこった…。

ー墓場の小話ー
多人数の参列者が所狭しと並んだお墓の間を縫うようにして歩いて行く。良く見ると足元にも埋葬されている人がいるのは間違いない。足下に気を使いながら歩いているとひとりのしわがれた老婆がもぞもぞと声を出した。
「そりゃ私の旦那なんだ…。踏まないでおくれよ」
するとちょっと離れて後ろを歩いていた違う老婆が怒鳴った。
「何言ってるんだい。そりゃ私の旦那だよ。ふんっ」
ふたりの老婆はそのあとにんまり笑いながら何事もなかったように歩き始めた。
勘違いされそうな変な話だ。古いお墓の墓標の文字が薄れ、そしてまたふたりの老婆の記憶が薄れ、自分の旦那のお墓の場所を忘れてしまいこんな話をしているのだろうか…。それとも旦那が生きている間にもしかしてこの2人恋仇だったのであろうか?
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